今回は私マルセイが現在に至るまで、
貫き続けた信念と社会の変容を感じ
それらを経て得た気づきをシェアしたいと思う。
始まり

私は養豚場で勤務している。
とある先輩と未来について話し合っていたときだ、
彼は私に聞いた。
「どうして、いつからそういった動物に対する考え方を持つようになったの?」
その言葉で私はこれまでの過去を思い出した。
それはもう物心ついた時からだったと思う。
家族として生活する動物たちと、食用の動物、
つまり家畜に対する扱いがあまりにも異なることに
強烈な違和感を覚えたのだ。
幼心に感じた「違和感」

その違和感を私は無視することはできなかったのだ。
周りの大人たちや社会が、
例えそれを「当たり前」「仕方ないこと」と
耳にタコができるほど言い聞かせても。
それでも私は納得できなかった。
私が納得できる答えをくれる大人は1人もいなかったんだ。
私は納得できないことを
周りの人に流されて受け入れることも
何の疑問も持たずに、疑いもせずに
流されて生きていくのも嫌だったんだ。
私は幼心に感じたんだ。
「何かがおかしい」と。
それを逆に周りを納得させられるような形で説明する能力は
残念ながら当時の私にはなかった。
ただひたすらに、理解されない孤独と悔しさ、
そして悲しみに
耐える他なかった。
この世界での立ち位置を理解した幼少期

自分が人間として生まれてきたことに強烈な申し訳なさを感じ
家族に隠れて布団の中で泣いた晩も何度もあった。
自分という生物がこの世界で
他の生物を搾取する立場にあることを理解し、
そのことに対する申し訳なさと深い罪の意識
一方でどうすることもできない現状にただ胸を痛めた
そんな幼少期だった。
発達障害が切り開く「道」

そんな幼少期を過ごしてきたものの
それから現在まで約20年経った。
それまでの人生でもADHDの特性のおかげで
良くも悪くも人一倍濃い時間を過ごした。
そしてASDの特性のこだわりの強さが
どんな状況でも自分の信念を曲げずにここまで守ってくれた。
そして私は今、道を切り拓いた。
ADHDの好奇心の強さと、衝動性による行動力が拍車をかけて。
この信念を貫けたことも、
そして世界を変えるためにどう行動するか突破口を見つけるための行動力も
振り返ってみれば私と共に生きてきた「特性」のおかげだった。
世間ではなく、自分が納得する道を

私は改めて思うんだ。
やはり、後悔しないためにも、
自分が本当に納得する道を進むべきなんだって。
当時はまだAnimal welfareやVeganismの価値観や思想は
現在に比べて珍しいものだった。
それで私のような思考を持ち、
それに従って行動するような人間はかなり変わり者として扱われてきた。
未だに、からかいの対象にしたり、
バイアスを持って接してしまう人には出会うけれど、
当時よりはずっと理解はある方だと思う。
つまり社会が変わりつつあるんだ。
流動的な社会の「当たり前」

自分が今までの人生で守り続けた、
貫き続けた信念は
何一つ変わらないのに
それが世間では「誤り」から「正しい」に変わろうとしている。
つまり社会が物事に対する認識を変えつつあるってことだ。
こういうことは、
いつの時代も、何度だって繰り返すんだろうなって思うんだ。
何度も。
人と違うことは革命家の宿命

私のように
何かに違和感を覚える人間が長い歴史の中で
稀に図ったようにポツンと生まれるんだ。
その人は理解されない苦しみや孤独に耐えながらも
必死に自分の心と信念を守り、
貫き続ける。
そして世界に訴えかけるんだ。
その声が、誰かの心に響き、
まるで水面に波紋するように
全体に広がる。
新しい常識が受け入れられる。
そうやってその時代の常識や歴史って作られていくんじゃないかと思う。
一生学び続ける、成長すること

人間って愚かだから、
だからこそ事実を求めて学ことをやめてはいけないと思うんだ。
成長し続けることを。
周りの人やどんなに偉い先人が言ったことでも
「絶対正しい」ことなんてないと思う。
私は自分の目で見て、耳で聞いて、全身で体験して
そして知りたかった。
事実を。

周りの言葉を鵜呑みにするのではなく。
苦しくて、辛くて、壊れてしまいそうな時も何度もあった。
自分自身を手放してしまうような感覚も。
そしてもう自分が何者なのか分からなくなってしまいそうな漠然とした不安も。
それでも諦めなかった。
たとえ、もう二度と後戻りできなくても、
自分が全くの別人になっても
それでもやる価値があると信じたから。
自分で決めたから。
変わりゆく世界で何を信じて生きていくか

世間の当たり前なんて、当てにならない。
時代とともに変わっていく。
じゃあ最終的に何を信じて生きていけばいいのかってことなんだけど、
それはもう自分で体験したこと、
そのものなんだと思う。
自分で見て、聞いて、触れて、感じたこと
その全ては紛れもない事実。
この世界と自分を繋ぐ物事の中で
唯一確かなことなんだと思う。
私はそれが欲しかった。真実が。
だから今もこうして生きている。
自分の信念を持って、
日々流動的に動き続ける世界を
変えるために。


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