ADHDの休日・ショッピングモールへの冒険

ADHD

今回はとある休日、某大型ショッピングモールに出かけた際の体験談を紹介したいと思う。

私の特性が全てのADHDに通じるわけではなく、

個人差があることはご了承の上

お読みいただければと思います。

また当事者以外の方でも少してでも

ADHDの特性への理解の助けになれば幸いです。

大好きな先輩の誕生日プレゼントを買いに

今回モールに出かけた目的は

日頃お世話になっている大切な先輩の誕生日プレゼントを購入するためだ。

いつものように朝5時ごろに目が覚め、

それからルーティンを経て

右往左往しながら予定の2時間遅れで家を出た

もう既に疲れた。

何をしたかあまり覚えていない

ずっと動き回っていたことは確かである。

ドライブ中は高速フェス状態

運転中、お気に入りのプレイリストを

数秒流してはスキップ

数分間で3、4曲流す。

もう何を聞いたかも覚えていない

歌詞も、誰の曲かも、タイトルも曖昧。

強烈にハマって鬼のようにリピートしているのに笑

モールは情報のシャワー

晴れて到着した、モール。

頭がぼんやりし、すでに疲労感を感じる。

しかし今回の目的は明確であり、

目的を遂行するためにいざ入店。

日曜日のモールはいつにも増して家族連れ、カップル、お友達。。。

ありとあらゆる層のお客さんがいる。

そしてお店側はキャンペーンやイベント、セールなどの開催で

張り切って客寄せなどを行っている。

モール中には何やら音楽が流れているが、各区店舗にもBGMが流れている。

そして子供がはしゃぐ声や、それを叱るお母さんの声。

若い学生たちが楽しそうに駄弁ってる声。

平日にはない活気と、熱気を帯びた

まるで一つの惑星のような空間が存在していた。

私はそれを不快とは思わない。

そもそも私は人間を愛しているし、

全ての生物が好きだ。

けれども、私はその空間の中で猛烈に消耗していた

強制ハシゴの練り歩き

私はモールのように沢山の人や音、動き、光

つまり情報過多な場所に行くと

強烈に消耗してしまう。

今回も同様。

私は本来の目的である「プレゼントの購入」に辿り着くまでに

全く関係のないような店にほんの数歩だけ歩いては入店していた。

それは想像力の豊かさゆえに、

もしかしたら面白いものがあるかもしれない」と

勝手にそこで購入する世界線のストーリーを作り上げてしまうことも一因だ。

そしてもう一つは単純に強烈な好奇心を抑えきれないためだ。

私は何か面白そうなものが目に入ると

その中に入らずにはいられない。

絶対に購入することはないと頭では理解しているにも関わらず、

とにかく見たくて仕方がないのだ。

見た先に何が得られるかと言われれば

何もないのだが、

とにかく気になるものを我慢して先には進めないのだ。

断捨離下手な私の脳

私の想像力の豊かさに加え

もう一つ、私が消耗する一因がある。

それは脳が情報の断捨離を一切しないということだ。

目に入るもの全てを認識し、

判別してしまう

健常者の方には何を言っているのか分からないかもしれない。

言い換えると

私の脳は、目に入ったもの全てを一度意識の中に取り込み

それが何なのか、良いものか、悪いものか、これからどうなるのか。。。

というあらゆる情報を派生して判断、あるいは想像してしまうのだ。

私なりにものすごくしっくりくる例えなのだが、

言ってみれば、

1人のお客さんが目に入るたびに一本のショートフィルムを超高速で脳内再生している感覚なのだ。

これがどういう感覚なのか理解することは難しいかもしれない。

もしかしたら私だけの感覚かもしれない。

結局時間に追われて強制完了

こんな調子で脳内では強制上映会に参加しながら各店舗を練り歩き、

そうこうしているうちに入店から3時間以上経過していた。

早く帰らないとならなかったため

とにかく近くの雑貨屋さんで無難なケアグッズを様々選んだ。

ここでも数十分はぐるぐると店内を巡回して悩んだのだが。。。

思い返せば、いつもこんな調子だったと思う。

本当の目的は分かっているのに

どうしてもそこに辿り着くまでにあらゆるノイズに邪魔され

時間内には辿り着けない

本当はもっと良いものを

本当はもっと良い結果を

望んでいたのに

結局は時間に追われて

すでに限られてしまった選択肢の中でしか

選ぶことができない。

そうやっていつもぐったりと疲れて

「次こそは」なんて心の中で呟いたり。

水よりコーヒー

何とかプレゼントを購入し、車に戻る。

脳が完全に思考停止していた。

目は開いているのに、ものを認識できないような。

目を閉じ、しばらくの間じっとしていた。

「よし、いける」

とのタイミングで最後の力を振り絞りハンドルを握る。

来る時と同様、鬼スキップで曲を流しながら帰路へ。

帰宅後、濃〜いアイスコーヒーを作って一気に飲む。

ブレインフォグで完全思考停止の脳を叩き起こすためだ。

ここでカフェインがどれほど私にとって重要なものなのか痛感する。

決して美味しくはないものの

舌にじんわりと広がる苦味と酸味が

じわじわと脳を覚醒させてくれる感覚がある。

コーヒーなしで私は生きられないのではないだろうか。

まとめ

ADHDの特性上、情報過多の環境は非常に脳のキャパシティを消費する

その結果脳が思考停止状態に陥るほど疲弊してしまう。

私はそれを自覚しているので

あえてそう言った場所には用がない限りは

あまり行かないようにしている。

現代はとても便利な社会だ。

自分に合った方法

必要なものをゲットすることができる。

無理して合わない場所に行く必要もない

リフレッシュやほんの気分転換に立ち寄るくらいの気持ちがちょうど良いのではないだろうか。

方法は一つじゃない

どんなことでも、やり方は無数に広がっているということを忘れないでほしい。

あなたに合ったやり方が必ず存在するということを。

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