ADHD当事者が感じるキツイこと3選

ADHD

最近になりADHD(注意欠如・多動性障害)という言葉をよく耳にするようになりました。

それに応じて、ADHDがどのような特性を持っていて、その特性の活かし方を発信する人も増えてきました。

ですが、それでも世間の認知度はまだまだ浸透していません

また発達障害の研究が進んでい欧米諸国に比べて

日本では発達障害者に対する偏見が残っているように感じます

そこで今回はADHD当事者である筆者の体感をもとに

日常生活で感じるキツイことを厳選して3つ紹介していきます。


からかわれる

からかわれることをポジティブに捉えるか否かは

当事者の性格にもよるかもしれません。

私はよく人とズレた思考から発言して、「天然だね」なんて言われることや

呆れられたり、時には無視されることもあります。

ですが決してふざけているわけでもなく、

自分の中でしっかり考えた上での発言なのです。

ただ一般的な人とは異なる思考をしているため、

周囲から「ズレた」発言をしていると思われがちです。

自分の中での真剣さが、

周囲からは天然や呆れの対象とされてしまうこと

正直キツイな、と感じてしまいます。

大体の作業は一般的な人より遅い

これは私だけでしょうか。

頭の中で優先順位をつけることが大変難しいです。

そのため、効率的な作業の進め方ができず、

とりあえず思いつきで作業に取り掛かってしまいます

そして「これもやらなきゃ」と、次から次へとやるべきことを思い出しては

行ったり、戻ったりを繰り返します。

その結果人よりだいぶタイムロスしてしまいます。

そして人より大忙しで一生懸命動いた割には

仕事は遅く、成果も小さい…なんて結果だけをいただきます。

その度に自信を失いかけてしまいます。

ADHDはとてもエネルギッシュな人が多いですが、

その活力は無限に湧き上がるわけではないんですよ。

人の輪に入ることが難しい

思ったことを衝動的に口にしてしまう特性は、

空気を読む文化のある日本では生きづらさの原因になりやすいのではないでしょうか。

本人には全く悪気はないのですが…

私は学生時代によく「失礼だよ!」と注意されたり、

ヒヤヒヤすると発言を咎められることがしょっちゅうありました。

そのため、自分にとっては全く悪意のない言葉でも、

それが言ってはいけないことである可能性がとても高いのだと思うようになりました。

それから、人と話すときはなるべく当たり障りのないことを言うように

細心の注意を払って会話を試みています。

ですが、そんな会話、面白くもなんともないのです。

自分の言いたいことはグッと堪えて

一体自分は誰になりきって話しているのだろうと疑問に思ってしまいます。

ですが、目の前の相手、あるいは周囲の人を無意識に傷つけないようにするために

思ってもいないような、ありきたりなことを言うしかない、

そしてそれが自分を守ための手段の一つだとも思ってしまうのです。

これはある意味、自分に仮面をつけて生きているようなもので、

なんとも言えない息苦しさを感じています。

まとめ

今回はADHD当事者の主観による、

日常生活で辛いと感じること3選をご紹介しました。

普通の人とは違う感覚を持っているからこそ

その集団の中では異質で、

それが当事者の生きづらさに繋がってしまうのではないかと思います。

ただし、希望は捨てないでください。

たとえ今いる環境が特性を活かしにくい環境だったとしても

必ずあなたの特性が重宝される環境がどこかにあります

そのためには、どれだけ壁に当たっても立ち止まらず、

自分を信じてチャレンジしていくしかありません。

私たちの特性は、ギフトであることを信じて

一緒に頑張っていきましょう!


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