脳の癖を持っている方なら多かれ少なかれ日々の生活の中で周囲の人よりも上手く出来ないことがあると感じたことがあるのではないでしょうか。
特に社会人として働いた経験がある人なら、周囲から求められる能力と自分のキャパシティーとのギャップに悶々とした経験がある人も多いのではないでしょうか。
発達障害は脳のクセです。
「治す」ものではなく、私たちが持って生まれてきた個性です。
そして、その個性に対する周囲の反応は人それぞれ。
そこで今回は、どんな反応が返ってこようとも私たちが自信を持って自分らしく生きていくためのヒントをマインドセットの側面からご紹介していきます。
期待しないこと
「期待しない」というと一見ネガティブなイメージが湧いてきますよね。
ですが、ここでいう「期待しない」というのは、「現実的に考える」という意味です。
こうなればいいな、という理想を描くことは楽しいですが、実際そうなる保証はどこにもありません。
そして現実でそうならなかった時に期待が大きければその分落差も大きく落ち込んでしまいます。
つまり期待値が大きいほど、自分が受けるショックも大きいということです。
受けるショックをできる限り最小限に抑えるためには「期待しない」ことが重要なのです。
なぜ「期待しないこと」が有効なのか
どういうことかと言いますと、私たちは無意識に自分や周囲に対して高い理想を掲げたり、こうあってほしいという理想の未来を描いてしまいます。
ですが、重要なのは、
そうなる保証はどこにもない
ということです。
実際、どんなに他人に心を考えても、未来のことを気にしても、他人の心は当人にしか分かりませんし、未来のこともその時になるまで分かりません。
それなのに私たちは自分のコントロール外のことを考えることに多くの時間を浪費してしまいます。
これがグルグル思考への落とし穴。
どこまで考えても解決への糸口のない問題を自分の中にとどめている状態です。
期待しないことの例
では実際にどんなやり方で「期待しないこと」を実践できるかご紹介していきます。
1:期待:職場で同僚がいつも気にかけてくれる。
→通常、人は自分のことで精一杯なんだからいちいち他人のことまで考えないだろう。
☆人に対しての期待を手放している事例ですね。
2:期待:仕事を完璧に仕上げて、就業時間ぴったりに帰るぞ!
→なんやかんやで色々気づいてストレートには行かないだろうな。それに予想外の刺客も入るだそうし、何があるか分からんからな。まあ、このくらいの時間に終わればラッキーだな。
☆状況に対しての期待を手放している事例ですね。
まとめ
今回は心を軽くするマインドセットとして「期待しないこと」をご紹介しました。
環境や他人、過去といったものは自分のコントロール外のものです。
これらをコントロールしようとすることにいくら時間を費やしても自分自身を苦しめること以外にメリットはありません。
こうしたことへの執着を手放す方法として「期待しないこと」が重要です。
出来たらラッキーくらいのゆるい生き方がちょうど良いのではないでしょうか。
ご参考になれば幸いです。
では次の記事でお会いしましょう。
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