
漫画大国日本に続き、コミック文化を誇るアメリカ。
日本とは異なる価値観や独特のタッチが特徴の国アメリカで学ぶことのできる
漫画スキルはきっとグローバルな活動をしたい漫画家志望の人にピッタリ
今回はそんなスキルを身につけることのできる貴重な学校
Center for Cartoon Studies 通称CCSについて
及び留学までのステップを解説していきます。
グラフィックノベル専門学校CCSとは?

米国バーモント州に位置するCCS。
世界的にも珍しいグラフィックノベル・コミックの専門学校。
そのためグラフィックノベル志望者の聖地とも言われる学校です。
コミックやグラフィックノベルなど「シーケンシャルアート」に特化した2年間のプログラムを提供しています。
ストーリーテリング、作画、出版、流通までを一貫して学ぶことができます!
米国でも珍しい専門性を持ち、MFAや修了証を提供している。
少人数制で、在学中に実際に本を作って出版することができるのも嬉しいポイント。
どんな人に向いている?

物語性の強いコミック(リテラリー・グラフィックノベル)を描いてみたい人におすすめ。
アート性、作家性を重視する人にはおすすめ。
一方でアクション。ヒーロー物のアメリカンコミックス系を目指すのであれば、
Joe Kubert Schoolといった別の専門学校がおすすめ。
イメージは湧いてきましたか?
では実際に留学までのステップを解説していきます。
応募資格

MFA(修士号)に応募するためには学士号が必要です。
その一方で留学で重視されるIELTSやTOEFLといった英語試験のスコアは不要です。
経験よりも「才能と可能性」が重視されます。
出願書類一覧

1:作品集(ポートフォリオ)
必須:自身・雪だるま・ロボット・果物を登場させた2ページのコミックストーリー
※ミニコミックも可
2:エッセイ
2−3ページ、ダブルスペース。
タイトルはCartoonists are like thatまたはThe futureのいずれか。
3:履歴書CV
4:成績証明書
大学の公式成績証明書。または高等教育以上のもの。
直接学校宛提出が必要。
5:推薦状
6:財政証明書(国際学生のみ)
学費・生活費をカバーすることのできる資金の証明が必要。
7:出願料
50ドル=7,368円
2025年9月11日時点
※返金不可
出願〜合格までの流れ
Rolling Admissions(随時受付)ですが、国際学生は6月1日までに出願・デポジット完了がおすすめ。
→秋学期入学に間に合わせるため。
流れとしては・・・
書類審査
↓
面接(オンライン可能)
↓
合格通知
↓
デポジットの支払い
↓
M-1ビザ申請のための1-20フォームが発行される。
学費・奨学金・生活費について

学費 2025-26年度目安
授業料:約29,750ドル
日本円にしておよそ438万6786円
その他諸費用
・デポジット:500ドル=約7万3738円
・ラボ費:350ドル=約5万1616円
・技術費:370ドル=約5万4566円
奨学金制度

◉Merit Scholarship
入学者全員が対象で6月に審査があります。
金額は2,500-10,000ドル。
日本円にしておよそ36万8,688〜147万4,750円
◉第2学年向けEd Koren Memorial Scholarship
対象者には5000ドル
日本円にしておよそ73万7,375円
財政証明とビザ関連費用

M-1ビザの申請には、学費・生活費をカバーできる資金の証明が必須。
CCS独自の奨学金はあるが、国際学生専用のものはなく、
連邦援助(Title IV)は不可。
生活環境について

学生寮はありません。
入学後に紹介される近隣の住宅リソースや掲示板などを活用して住居を手配する必要があります。
車がなくても快適に暮らせる地域で、徒歩や公共バス(無料のAdvanced Transit)での移動が可能です。

まとめ
- 必要書類の準備
- 出願:6月1日までの完了が望ましい
- 審査と面接:その後合格通知あり
- デポジットの支払いの後に入学を確定
- ビザ申請準備
- 住居・渡航の手配
といった流れを経てCCSへの留学へと進みます。
イメージは湧いてきましたか?
余裕を持った留学計画を立てていきましょう。
今回の記事が参考になれば幸いです。
別の記事にて、奨学金のこと、留学準備に関して詳しく解説していきますので
よろしければそちらも覗いてみてくださいね。
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