5大栄養素とは何か

ニコの日常

5大栄養素、全て言えますか?

5大栄養素とは、日々体が健康的に機能し続けるために必要な5つの栄養素を指します。

  1. たんぱく質
  2. 脂質
  3. 炭水化物
  4. ビタミン・ミネラル

これらに加え、近年では「6番の栄養素」として「食物繊維」が重要視されるようになりました。

たんぱく質の役割

たんぱく質はカラダを構成するのに大切な物質です。

具体的には、筋肉、骨格。毛髪、皮膚、爪、ホルモンなどを構成するのひ重要な役割を果たしています。また熱やエネルギーとなったり、体の調子を整える働きがあります。

しかし、たんぱく質が不足すると、貧血を引き起こしたり、病気にかかりやすくなったりしてしまいます。

脂質の役割

脂質(脂肪)は、生命活動に必要なエネルギーの供給源になります。さらにカラダの中で血液成分などになり、ホルモンを作るのに欠かせない成分です。

そんな脂質ですが、取り過ぎには注意しなければなりません。

その一方で脂質が不足すると

  • エネルギー不足による疲労
  • 免疫力低下による病気にかかりやすくなる
  • 脂溶性ビタミン1が吸収されにくくなることで、調子が悪くなる

といった不調をもたらす可能性があります。

そのため、脂質の質と量に注意し、しっかりと摂取しましょう。

炭水化物の役割

炭水化物は糖質と食物繊維で構成されています。

糖質は消化・吸収後にエネルギー源となります。一方で食物繊維は体内では消化されにくいという特性を持っています。

もう少し糖質について詳しく触れてみましょう。

糖質は、たんぱく質や脂質に比べて消化吸収が早いため、即効性のあるエネルギー源とされています。また日本人が1日に摂取する全エネルギーのうち、およそ60%弱は糖質が占めているのだそう。

そんな糖質ですが、取り過ぎには注意しましょう。

摂取後すぐに使われない糖質は体内でグリコーゲンや脂肪として蓄えられ、肥満につながる恐れがあります。

ビタミンの機能

ビタミンは健康を維持増進するために欠かせない栄養素です。

熱やエネルギー、またカラダを構成する栄養素ではありませんが、その機能を調整するために重要な役割を果たします。

ビタミンの種類は13種。

脂に溶けやすい4種類、水に溶けやすい9種類があります。

脂溶性ビタミンは、摂りすぎると体に蓄積され過剰症を引き起こすリスクがあるため注意が必要です。その一方で水溶性ビタミンは、必要量以上のビタミンは自動的に体外へ排出されるため過剰摂取の心配はありません。

ミネラルの機能

ビタミン同様、ミネラルも健康を維持増進するために欠かせない栄養素です。

具体的には

  • 歯や骨を丈夫にする
  • 筋肉や神経に刺激を与える
  • カラダの調子を整える

そんなミネラルは体内では合成することができません

そのため食物から直接摂取する必要があります。

ミネラルは多くの食物に含まれますが、食品の精製や加工により失われやすい成分でもあります。加工品に頼りがちな現代人は、ミネラルの摂取バランスを崩しやすいため、様々な食品から意識して摂取したいですね。

第6の栄養素・食物繊維

食物繊維は他の栄養素とは異なり、熱やエネルギーにはなりません。

食物繊維は消化することができない「難消化性」の成分ですが、糖質の吸収を遅らせたり食事の量を増やして満足感を与えてくれます。

さらにお通じ改善などの効果もあり生活習慣病などの病気予防効果でも注目されています。

そんな食物繊維は大きく2つに分けることができます。

  • 水溶性食物繊維
  • 不水溶性食物繊維

まず水溶性食物繊維の特徴を見ていきましょう。

これは、水に溶けゲル化する特徴があります。血中コレステロール値を低下させ、糖質の吸収を抑える働きがあります。

次に不水溶性食物繊維を見ていきましょう。

こちらは、水には溶けず、水分を吸収して膨らむ特性があります。食べ物が体内を通過する時間を短縮し、お通じ改善の働きがあります。

バランスよく食べ、健康になろう

5大栄養素に加え、大6の栄養素である食物繊維。

どれもが私達のカラダが日々元気に活動していくために不可欠な栄養素です。

忙しい現代人は摂取する栄養素が偏りがちです。

カラダの不調はメンタルの不調も招いてしまいます。

時短調理や作り置きなど日々の生活に取り入れ、栄養素をしっかり吸収しましょう。

  1. ビタミンA,D,E,K ↩︎

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