障害学を学ぶのに最適な留学先5選

海外の研究

あまり認知度は高くないものの、

障害について新しい切り口で研究を行う障害学

日本で研究することのできる大学は多くありません。

そこで障害学の研究の進んでいる海外大学に目を向けてみましょう。

今回は障害学を学ぶのに最適な留学先及び大学を5つ紹介していきます。

アメリカ

心理学の研究が進んでいることでも有名な米国。

発達障害に対する理解が浸透してきている国の一つです。

そんな米国は障害学発祥の国のうちの一つでもあり、

その研究が進んでいます。

以下が代表的な大学になります。

  • シカゴ大学/University of Chicago:障害学の研究で有名な大学の一つです。多様な研究プログラムや専門の教授陣がいます。

米国・イリノイ州シカゴにある名門私立大学の1つ。

明確に障害学(Disability Studies)という専攻の学部は存在しませんが、

ですが、関連する学問を学べるいくつかの学部や障害学に関連するコースがあります。

社会学部(Department of Sociology)

人間発達学部(Department of Comparative Human Development)

公共政策学部(Harris School of Public Policy)

人文学部(Division of the Humanities)など。

  • カリフォルニア大学バークレー校University of California, Berkeley: 障害学のパイオニア的な存在で、多くの研究と活動が行われています。


カリフォルニア州バークレーに位置する州立大学。
教育、研究水準がとても高く、ハーバード大学やスタンフォード大学などの

名門私立大学と国内のトップを争ってきました。

大学の学費は州外からの入学者でも年間で

約4万8000ドル(約750万円)とアメリカン価格なものの、

名門アメリカ公立大学の中では比較的低めに抑えられています。

肝心な障害学に関してですが、

シカゴ大学と同様に明確に障害学部という学部は存在していません。

ですが以下のような学部で様々な切り口から研究することが可能です。

エスニック研究学部(Department of Ethnic Studies)

教育学部(Graduate School of Education)

社会福祉学部(School of Social Welfare)

心理学部(Department of Psychology)


イギリス

世界的にもハイレベルな教育を提供していることで有名な英国。

米国と同様に、障害学発祥の国のうちの一つでもあり、

その研究において国際的に評判のある大学がいくつか存在しています。

  • ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(UCL/University College London: 障害学のコースが充実しており、研究機関も多くあります。


ロンドン市中心部にキャンパスを置く全英屈指の名門校

以下のような学部で学ぶことができます。

社会政策学科(Department of Social Policy and Social Science)

教育学部(Department of Education, Practice and Society)

心理学および人間発達学科(Department of Psychology and Human Development)

健康科学部(Faculty of Population Health Sciences)

リハビリテーション科学学科(Department of Epidemiology and Public Health)

  • リーズ大学(University of Leeds

障害学の研究に力を入れており、多くの専門家が所属しています。

ウェスト・ヨークシャー州リーズ市にある名門国立大学の1つです。

障害学の草分け的な当大学では、修士課程において

MA Disability Studiesというプログラムがあります。

ここでは障害を持つ人々の社会的経験、権利、政策に焦点を当てて、

障害学の理論と実践に関する深い研究を行うことができます。

その他にも以下のような学部で障害学を研究することができます。

社会学・社会政策学科(School of Sociology and Social Policy)

教育学部(School of Education)

医療・健康科学部(Faculty of Medicine and Health)

リハビリテーション科学学科(School of Healthcare)

人文学部(Faculty of Arts, Humanities and Cultures)


カナダ

さまざまな国からの留学生や移民の国として知られるカナダ。

高水準な教育と温厚な性格の国民性などから留学生に人気の国のうちの一つです。

  • トロント大学University of Toronto): 障害学の研究と教育で評価が高く、インクルーシブな教育環境が整っています・

オンタリオ州、トロントに本部を置くカナダの州立大学。
プログラムの多様性があり、学部は300以上、大学院は80以上を数える。


入学難易度だけでなく、

入学後にトップの成績で卒業するのはさらに困難です。

また大学院においても多くの分野でカナダトップにランクされ、

世界中から優秀な研究生が集まってきています

以下のような学部で研究することができます。

オントリオ教育研究所(Ontario Institute for Studies in Education, OISE)

人間発達および応用心理学学科(Department of Human Development and Applied Psychology)

公共政策およびガバナンス学部(School of Public Policy and Governance)

医療科学部(Faculty of Medicine)

リハビリテーション科学部(Department of Physical Therapy)

社会福祉学部(Factor-Inwentash Faculty of Social Work)

社会学部(Department of Sociology)

  • ブリティッシュコロンビア大学(The University of British Columbia): 障害学のプログラムがあり、様々な研究プロジェクトが進行中です。

ブリティッシュコロンビア州が設置したカナダ屈指の名門公立大学です。
キャンパスは、ブリティッシュコロンビア州西部のバンクーバー(UBCV)と

同州内陸部のオカナガン(UBCO)の2つに位置しています。

以下のような学部で学ぶことができます。


教育学部(Faculty of Education)

特殊教育学科(Department of Educational and Counselling Psychology, and Special Education, ECPS)

*医療科学部(Faculty of Medicine)

理学療法学科(Department of Physical Therapy)

社会学部(Department of Sociology)

社会福祉学部(School of Social Work)

公共政策学部(School of Public Policy and Global Affairs)

オーストラリア

広大な自然と大都市を兼ね備えたオーストラリア。

のんびりした雰囲気や、食事の美味しさ、そして英語圏であることから

米国やイギリスと同じく留学生に人気の留学先のうちの一つです。

  • シドニー大学(The University of Sydney): 障害学の研究と教育が盛んで、多様なプログラムが提供されています。

ニューサウスウェールズ州の州都シドニーに位置する同国最古かつ世界屈指の名門大学
17学部が3つのカレッジ(学校)に属しています。

教育学部(Sydney School of Education and Social Work)

特別支援教育(Special Education)

健康科学部(Faculty of Health Sciences)

職業療法学科(Discipline of Occupational Therapy)

社会科学部(Faculty of Arts and Social Sciences)

社会学科(Department of Sociology and Social Policy)

医療科学部(Sydney Medical School)

リハビリテーション科学(Discipline of Rehabilitation Sciences)

  • メルボルン大学(The University of Melbourne): 障害学の分野で高い評価を受けており、研究機会が豊富です。

ビクトリア州メルボルンに位置する公立総合大学。

教育学部(Melbourne Graduate School of Education)

特別支援教育(Special and Inclusive Education)

健康科学部(Faculty of Medicine, Dentistry and Health Sciences)

リハビリテーション科学(Department of Physiotherapy)

社会福祉学(School of Health Sciences, Social Work)

社会科学部(Faculty of Arts)


スウェーデン

高い福祉や国民の幸福度で有名な北欧のうちの一か国。

英語圏の留学先ではありませんが、

近年では英語で受講することのできるコースも増えてきているようです。

  • ルンド大学(Lunds universitet): 障害学の研究が活発に行われており、インクルーシブな教育環境が特徴です。

スウェーデン南部、スコーネ県ルンド市に位置するスウェーデン屈指の名門大学

社会福祉学部(School of Social Work)

教育学部(Faculty of Education)

医療科学部(Faculty of Medicine)

リハビリテーション学科(Department of Health Sciences

人文学部(Faculty of Humanities and Theology)

社会科学部(Faculty of Social Sciences)

まとめ

今回は障害学を学ぶのに最適な留学先を5つご紹介しました。

もちろん、今回ご紹介した留学先以外にも障害学を学ことのできる大学は存在しています。

ぜひご自分の研究したいテーマに一番近い研究を行っている大学を見つけてくださいね。

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