人のストレスはさまざまです。
そのうちの一つが悪口。
「Aさんがミスして仕事が増えた」
「BさんはCさんの悪口を言っていた」
「Dの口が臭い」
そんなネガティブ発言を聞くだけでも、
ストレスを感じますよね。
ましてや、こちらに同意を求めるように詰められたら
たまったもんじゃありません。
今回は悪口ばかり言う人の原因とその対処法を紹介していきます。
そもそもなぜ悪口を言うのか
なぜ彼らは人の悪口を言うのでしょうか。
理由は大きく分けて2つ考えられます。
1つ目は、感情の吐口がないから。
もう一方は、優越感を感じるため。
どういくことなのか詳しく説明していきます。
感情の吐口がないから
例えば同僚のAさんが仕事でミスをしたとしましょう。
そのミスをカバーするためにBさんが自分の抱えている仕事に
プラスして仕事をしなければいけなくなったとします。
するとBさんは本来であればやらなくていい負担を自分が被ったことに対して
モヤモヤした感情が湧いてきます。
ですが、何かしらの理由でカバーすることを断れなかったり、
直接Aさんに対して文句を言うこともできない場合、
Bさんの中に生じたモヤモヤした感情は行き場を失ってしまいます。
その感情をどうにか吐き出したいがために、
誰かに言うという形をとって排出していると考えられます。
つまり、悪口を言う人はその背景として何かしらの原因でネガティブな感情が生じてしまい
他に吐き出す術がなかったために
一手段として影で悪口を言うと言う行動に出たと考えられます。
優越感を感じたいから
人のミスを大袈裟に取り上げる人を見たことはありませんか?
自分が同じミスをしても、そのことは棚に上げて
誰か他の人がやってしまった小さなミスはまるでこの世の終わりのように取り上げる。
その理由はズバリ、優越感を得たいためです。
そしてその優越感への固執は、
自分自身への強い劣等感からきていると考えられます。
自分に自信がなかったり、
常に人から自分の弱みを指摘されるのではないかと
ビクビクしている人は、相手にその隙を与えないように
先行攻撃を仕掛けます。
そして周囲の人のミスを大きく取り上げることで、
周りの人を低く位置付け
自分のことを高く見せようとしていると考えられます。
ただ、そう言う人に限って周囲からは
その人が自分のことを棚に上げていることや
いちいち大袈裟にミスを取り上げてくる鬱陶しさが
バレバレなんですよね。
結局その本人の一人劇みたいな状態になっている場合が多いです。
対処法は?
ズバリ聞き流すこと、です。
なんだい、そんなことかと思われたでしょうが、
これが一番だと筆者は感じています。
はっきり言って、
本人に悪口を言わせない対処法は存在しないのかもしれません。
ですが、あなたの耳い悪口が入りづらくなる対処法はあります。
それが聞き流すことなのです。
先述の通り、悪口を言う人というのは
どこかしら心の中で問題が発生している人です。
本人には自覚がなくても、実際はそれを吐き出したくて、
心がSOSを出しているのです。
その結果として悪口を言っている。
ともすれば、彼らが苦しくて吐き出そうとしているものを
否定してもう一度押し戻そうとすれば
彼らはあなたに悪口を言わなくなるかもしれません。
ですが次は自分を不快にさせたあなたの悪口を他の人に言うでしょう。
勝手に言わせておくのもありですが、
変な噂でも流されて不利益を被るのは嫌ですよね。
そのため否定せずに聞き流しましょう。
なぜ肯定してはいけないの?
先ほど聞き流すことが重要だと書きましたが、
聞き流すと言うことは否定も肯定もしないと言うことです。
否定しない理由については先述の通り。
では肯定しない理由は、
ズバリ相手の巻き添えを喰らわないためです。
もしもあなたが相手の心に寄り添ってあげるつもりで
その人の悪口に便乗したら、
その場では連帯感が生まれるでしょう。
互いに肯定し合うような妙な心地よさが生まれ、
いいことをしたような気分になるかもしれません。
ですが、重要なのはその後のこと。
悪口を言っている人は、
あなたのことを材料にして悪口を強力化します。
自分だけではなく、あなたも〇〇さんのことを悪く思っている、と。
そして知らぬ尾鰭をつけて
あたかもあなたがひどく〇〇さんを嫌っているような話に膨らんでいく可能性もあります。
その結果どうなるでしょう。
〇〇さんはもちろん周囲の人もあなたが〇〇さんを嫌っていると言う認識になり
人間関係をはじめその場の雰囲気など様々なものが変わってしまいます。
たとえそれが事実ではなかったとしても。
その時に、あなたは誰を責めることができますか?
まとめ
今回は悪口ばかりの人の原因とその対処法について解説していきました。
悪口を言う本人は、心に何かしらの問題を抱えていいます。
そんな人への1番の対処法は否定も肯定もせずにひたすら聞き流すことです。
間違っても便乗してはいけません。
たとえ他の人がどう言っていおうと、それはその人の意見なのであり、
あなたの意見ではありません。
大事なのはあなたが本当はどう思っているのかです。
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