転職が当たり前の時代になった現代社会。
キャリアアップのため、やりたいことを始めるため
ポジティブな退職理由だけではなく
ネガティブな動機から会社を辞めてしまう人も少なくありません。
社員のやる気を落とす雰囲気、上司や同僚との人間関係など悩みは人の数だけあるのではないでしょうか。
会社にとっては大事な社員が去ってしまうのはとても悲しいこと
→社員を大切にする会社であればの話ですが…
また人手が不足すれば残った人たちへの負担も大きくなり
一層会社への不満を抱く社員は増えてしまう可能性があり
さらなる離職の引き金になる可能性もあります。
そんな会社はせっかく入社して共に働くことを選んできてくれた社員たちを幸せにはできないでしょう。
そしてそんな会社には共通する特徴があります。
新卒入社からおよそ9ヶ月で転職、新たな転職先でも1年を待たずに転職し新たな分野で奮闘する筆者の体験を交えて、人が離れていく会社の特徴を3つ紹介していきます。
限りなく黒に近いグレー

求人情報を見て良さそうな会社に入社しますよね?
面接時の質疑応答も問題なし
「よし、仕事とプライベートにメリハリつけて、これから頑張るぞ!」
と意気込んだのも束の間
実際に就業してみると。。。
「あれ、定時って17時だよな」
明らかに終わるはずもないような業務量の仕事を
次から次へと任される
そりゃ終わるはずもない。
「…定時とは?」
挙句の果てには「残業代の上限あり」
社員はボランティアではないのだが…
社員を大事にしない

現場で働く社員は日々様々な業務と向き合う
そこには責任が伴い、自分勝手な行動は許されない。
チームとして現場で戦う。
そこには精神的にも肉体的にも
大なり小なりストレスがつきものだ。
それぞれの社員の動機はなんであれ、
縁あって1つの会社に集まり、
協力して目標を達成しているのだ。
たった一つの成果を出すのに
血の滲むような努力も隠れている
表面上では見えない努力も。
だからこそ、それでも会社にしがみついて貢献する社員へのケアは忘れてはいけない。
日々会社が生きていくために貢献している社員たちへ
会社も感謝を示すべきではないだろうか。
これは友人関係、夫婦関係の円満の秘訣にも通じることだが
「当たり前」という概念を捨て去り
「有難い」という感覚を常に持ち続けることが重要だ。
「有難い」
そんな意識が浸透していれば、
全ての社員たちへの感謝の気持ちは自ずと芽生え、
そして何かしらの形でお返ししようという考えに至るはずだ。
その結果、社員たちにとって快適な職場環境になり
居心地の良い職場として愛される会社になるはずだ。
従業員へ正当な評価がされない

2:6:2の法則、働きアリの法則を知っているだろうか
どんな集団であったとしても
その中では必ず「人一倍頑張る人」「人一倍怠ける人」そして「その中間の人」で構成されているという考えだ。
この法則の面白いところは、
たとえ構成員のうちの1人が去っても
新たに別のグループの人がそのポジションに入り、そのグループの人として振る舞うようになるというのだ。
例えば「怠け者のグループ」の1人がいなくなったとしよう。
「中間グループ」のうちの1人がその「空いたポジション」に入り
怠けるようになるというのだ。
その逆もあり
「働き者のグループ」から1人されば
「中間グループ」のうちの1人がそのポジションに入り
働き者として振る舞うというのだ。
これは人が去るということで大なり小なり「環境の変化」が生じる。
そしてその組織がその環境の中で生き延びるためにここが「適応」しているのではないだろうか。
置かれた環境の中で自分はどのように振る舞えば生き残ることができるか
無意識的に察知し、行動しているのではないかと思う。
しかしだ、
「生き残りの手段」がなんであれ
上位2割と下位2割の評価が「同じ」というのはおかしいのではないか。
上位2割は下位2割の倍、いや倍以上の仕事をこなしており、
そのためには陰ながらの努力がある。
努力が必ずしも結果として表面化するわけではないが
結果を出す人が全く努力していないということは考え難い。
そしてその努力には人間の持つ財産である
「時間」と「労力」が費やされている。
特に「時間」は一度過ぎたら2度と取り返すことのできない
人生において極めて重要で貴重なものだ。
それを会社のために差し出している社員がいるのなら、
正当な評価をするのが
まともな会社だろう。
まとめ
今回は人が離れていく会社の特徴を3つ紹介してきました。
限りなく黒に近いグレー、
社員を大事にしない、
そして従業員への正当な評価がされないこと。
どれか一つでも心当たりがあれば
転職を検討してみるのも良いかもしれません。
1日の大半を過ごす環境だからこそ
毎日楽しみながら働ける環境を選んでいきましょう。

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